どうも!ゆとーりです。
今回は草薙龍瞬さんの著書、「反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超•合理的な「考え方」」を紹介します。
全人類がなくしたいと思っているもの。それは「悩み」。
悩むと心が重くなって、ネガティブな気持ちになりますよね。
どっかいけと思っても、いつまでもまとわりついてくる厄介者です。
本書では、そんな悩みを消すための具体的な方法を教えてくれる、一家に一冊持っていて損はない内容となっています。
•悩みから解放されたい人
•心の平穏を保ちたい人
•幸せを手に入れたい人
そんな方々にぜひ読んでいただきたい一冊となっております。
それでは早速、書籍の内容に切り込んでいきましょう。
書籍の内容
個人的に重要だと思った部分を簡単に紹介していきます。
悩みの正体
「反応」こそが、悩みの正体です。心の反応こそが、人生のトラブル、悩みを惹き起こしているのです。
反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超•合理的な「考え方」/草薙龍瞬
悩みの正体は「心の反応」です。
ある出来事に対して判断したり、考えたりする心の反応が悩みを生み出しているのです。
例えば、上司から言われた一言を思い出して、イライラする。
恋人に振られて、悲しむ。
過去の失敗を思い出して、なんであんなことになったんだろうと後悔する。
それらはみんな「心の反応」です。
反応しなければ悩むことなんてないのです。
だからムダな反応をしないという心がけが大事になってきます。
そんなこと言ってどうやって反応せずに生きられるんだよ!というそこのあなた!
その秘訣もちゃんと本書では紹介されているのでご安心ください。
まず大事なのは、心の反応を引き起こしている理由を正しく理解することです。
人間には食欲、睡眠欲、承認欲といった欲求が必ずあります。
必ずです。
その欲求があるゆえに反応してしまうのです。
「ああ、自分は承認欲があるから上司の発言にイライラしているんだな」と理解できると、不思議なことが起こります。
さっきまで感じていたイライラがスゥーっと収まっていくのです。
自分には承認欲がある。
上司から認められたいと思っているんだな。
待てよ、上司から認められたところでそれが一体何になるんだ?
上司なんて移り変わるものだし、自分のこれからの人生において、たかが1人の人間に認められなかったからといって大したことないよな。
自分の欲求を理解すると、そういうことに気づくことができ、ムダな反応をしなくて済むのです。
では、自分の心の状態を知るためにはどうすればよいのでしょう。
本書では3つの奥義が紹介されています。
悩みを取り除く3つの奥義
①ラベリング
これは心の状態を言葉で確認するというものです。
満員電車に揺られているときには「自分はイライラを感じている」、つまらない会議中には「自分は眠気を感じている」といったように、自分が感じていることや心の状態を言葉にしてみましょう。
目を閉じてやってみるとやりやすいです。
言葉で確認することによって、自分を客観視することができるようになり、ムダな反応が収まります。
②カラダの感覚を意識する
やり方はとっても簡単。
あなたが今座っているのであれば、椅子に触れているおしりの感覚を感じてみてください。
血流が滞ってピリピリする感じがするなとか、長時間座っているから何だか痛みを感じるなとか、あったかいなとか、そういった感覚を感じられると思います。
感覚を意識しているとき、集中力が増して余計な雑念は生まれず、ムダな反応が収まるのです。
これはマインドフルネスな状態と言われるものです。
③アタマの中を分類する
これは、心の状態を⑴貪欲(過剰な欲求に駆られている状態)、⑵怒り、⑶妄想の3つの種類に分けて理解する方法です。
これら3つは「人間の三大煩悩」と言われています。
アタマの中にモヤモヤを抱えているときに、それらは三大煩悩のどれに当てはまるだろうと観察してみてください。
承認欲が働いているな、イライラを感じているな、ありもしないことを勝手に考えて妄想しているなと分類するのです。
ゆとーりがうなったポイント
「判断」は妄想である!
「こうでなければ」という、自分の人生や、相手への期待も、それだけならただの「判断」。それはアタマの中にしか存在しないから「妄想」です。
反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超•合理的な「考え方」/草薙龍瞬
いい大学に入らなくては、いい会社に入らなくてはといった思い込みもただの妄想。
誰がそんなこと決めたんだ?
自分のアタマの中で考えているだけだろ。
こうあるべき、あいつはこんなやつだ、自分が正しい。
人はついそうやって判断してしまうけど、それは人間の三大煩悩のひとつ、「妄想」にすぎない。
妄想ばかりしていては悩みを解消することなんてできない。
判断という名の妄想をやめて、ありのまま物事を見つめよう。
カラダの感覚に集中しよう。
そう思ったゆとーりでした。
ゆとーりの行動宣言
- カラダの感覚に意識を向ける(特に何気なく歩いているときや心のざわつきを感じたとき)
- 目を閉じて心の状態をラベリングする
- すべての生命の幸せを願う(すべての生命が幸せでありますようにと心の中で何度も唱える)
まとめ
反応しない、判断しない、妄想しない
2500年前から現在になっても使える普遍的な考えを発案したブッダってめちゃくちゃすげえ!とうなる一冊でした。
本書が気になった方は
からどうぞ。